リアルためのウソ
2次元のキャラを3次元で再現するフィギュア。
芸術の域にまで達してしまいそうなくらい、素晴らしい作品が登場してます。
そんなフィギュアをよりリアルにするためのテクニックとして、現実とは違った表現を加えることで逆によりリアルに見えるそうです。
「現実にはないモールド(しわ)を入れ、現実よりもリアルに見せる造形テクニック」
(原型師・安藤賢司インタビュー記事より)
”現実には、こんなにシワの寄るストッキングなんてないですし、そのような穿き方もありません。
ようするに、シワは嘘のモールドなのですが、これがないと逆に不自然になります。
このように、あえて、現実には存在しないモールドを入れることで、よりリアルに感じられる場合も立体造形ではあります。”
安藤賢司:バンダイ『S.I.C』シリーズなど、多数のハイエンドな玩具の原型を担当。
どんなシワがウソなのか、あらためてフィギュアを見直してみるのも面白い。