天を落とすは覇王が十傑!
ジャイアント・ロボ THE ANIMATION 地球が静止する日のつづき。この作品の魅力は登場人物につきる。それも良いモン側(国際警察機構)がかなうのかと疑問になるほど強力な敵陣。なので補足を兼ねてちょっと紹介。
≪BF団十傑集≫
混世魔王 樊瑞(ハンズイ)
十傑集のリーダーで仙力を使い古銭を武器にする。「ワシに勝てると思うか!」というセリフにも実力と実績が伺える。
衝撃のアルベルト
このエピソードで一番活躍する。九大天王の戴宗とは因縁浅からぬ関係で、義眼の右目は彼に潰されたらしい。衝撃波を使う。
幻惑のセルバンテス
ある作戦で死亡しており回想のみで登場。GR2でジャイアント・ロボと代作の処女戦の相手となる。『幻惑』という名のとおり精神汚染での攻撃が得意。
白昼の残月
十傑集では新参者らしい。唯一そのチカラが発揮されなかったため余計に気になるが、どうやら体術と水草石を武器に変える能力をもつ。
激動たるカワラザキ
前十傑集リーダーで「ジイさま」と呼ばれる最古参。念動力を得意とし、その力でロボットも動かす。まだまだ元気。
命の鐘の十常寺
「道教」に長じ『命の鐘』と呼ばれる手持ち鐘で、生命を与えることも奪うこともできる。その頭脳も優秀でBF団ロボットの関わりも深いらしい。
マスク・ザ・レッド
仮面の忍者(赤)。元ネタが正義の味方と思えないような残忍さがあり、仲間の十傑集もためらいなく殺害する。その十傑集の技を簡単に跳ね返すあたり、実力もかなりありそう。
直系の怒鬼
武芸に秀で九節棍を操る。私設部隊『血風連』をもち、こちらの戦闘力も相当なもの。こうした部隊を持つのを許されているのも彼だけである。
素晴らしきヒッツカラルド
指を鳴らす行為いわゆる“指パッチン”でカマイタチを起こし、何でも真っ二つにしてしまう。無抵抗な村雨に対する行為はサディスト的な性格か?
暮れなずむ幽鬼
類稀なテレパスをもち、その能力で生物すべてを使役する。体は蝶の集合体というから人間であるかも疑わしい。その蝶がバラバラになって敵を攻撃することもある。
以上の十傑集でお腹一杯な感じだけど、さらに重要なキャラがいたりする。
策士:諸葛亮孔明
BF団最高の頭脳を持ち、ビックファイアの考えを唯一理解し作戦プランを立てる。人情の機微まで予測しえる突出した頭脳から、十傑集の反感も買っているが、本人はそんなことも百も承知といった風。
護衛:コ・エンシャク
本来は孔明の護衛だが本作戦中は作戦指揮者・幻夜の「お目付け役」。文字通り不死身であり亜空間移動も可能というから、仮面の下に人間の顔があるか疑問。双鞭の使い手。
首領:ビックファイア(バビル四世)
今はまだ眠りについている。ここまで紹介した十傑集の能力などまったく及ばないほどの能力を有する。物語の最後で覚醒し戦いは『バベルの篭城』へと流れていくがそこは描かれていない。
護衛:三つの護衛団
黒ヒョウ「アキレス」、大怪鳥「ガルーダ」、ロボット「ネプチューン」がそれぞれ陸海空を持場にビックファイアを護衛する。
登場人物に水滸伝のキャラクターが多いので、吉川英二の小説「水滸伝」を読んでみたら、途中で作者が亡くなっておられたそうで、僕が読んだのも途中までといういわくつき