公式無料マンガ「Jコミ」
絶版されたマンガに広告を入れて無料公開する「Jコミ」
2011年1月にスタート(予定)に向け、現在β版として「ラブひな」全巻(1~14巻)を広告付きで無料公開中。今後はジャンプ連載作品なども公開。
公開から1週間あまりで累計170万ダウンロードを突破して、
無料とはいえメジャー週刊誌並みの数をこの短期間で達成してます。
1号あたりの平均印刷部数(2010年7月〜9月)
週刊少年ジャンプ 約290万部
週刊少年マガジン 約150万部
週刊少年サンデー 約65万部
(日本雑誌協会マガジンデータより)
週刊少年ジャンプ 約290万部
週刊少年マガジン 約150万部
週刊少年サンデー 約65万部
(日本雑誌協会マガジンデータより)
余談:サンデーの低さがちょっと意外だったw
絶対可憐チルドレンとか好きなんだけど。
「Jコミ」はラブひなの原作者・赤松が日本の漫画界の現状を危惧し、
「漫画文化の維持」
「違法配信に対抗」
「埋もれてしまう(絶版)マンガの救済」
のためにマガジンとの専属契約を打ち切ってまでて立ち上げたとか。
Jコミの運営費はサイトのバナー広告とマンガに掲載する広告費。
「もうけようとは思っていない」とのことで、マンガに掲載する広告費については、広告代理店の手数料を除く広告収益はすべて作家に分配。
ファイルはDRMフリーでコピーし放題。コピーされればされるほど広告も複製され、漫画家の収益が拡大するというモデル。
ゆくゆくは同人誌や翻訳マンガの海外配信も考えてるということで、とても画期的な試みで楽しみ。
ユーザー(読者)、企業、原作者の三方良しのプロジェクトですね。出版社はかわいそうだけど。
これで原作のファンになったユーザーは、実際にコミックを買って手元に残しておきたくなるし、関連グッズも売れるんじゃないかな。
このビジネスモデルが成功すれば、ネットで苦戦してる業界、特に印刷出版系の参考になりそう。
それじゃ「ラブひな」でも読んでくるかなw