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アニメ業界の資金繰り

「マチ★アソビ」神山健治監督トークショーまとめ(4/5)

物語、企画の立て方も日々刻々と変わっているが、お金の流れ方も変わってきている。
リーマンショックもあって、単純にいろんなところからお金を集めて、放映権料とビデオグラムでお金の流れを作るといったこれまでの手法が変わっている。

◆これからどうやってお金を循環させたらいいか

テレビアニメシリーズ1本とCMを比べると、かかるお金が3倍も違う(CMのほうが3倍高い)。
イラストでも、ただ描くだけだとグラムいくらにしかならないものが、新聞広告になると数百万の原稿料が入る。アニメ業界も時間とお金が戦略的に回せるようになれば、全体的に質が上がってもっといい作品を楽しんでもらえる。

映画「ソーシャルネットワーク」では、作品の舞台は10年前なのに主役がピカピカのVAIOを使っていた。
これは「プロダクトプレイスメント」という手法で、映画製作側は企業に対して「映画はテレビと違って何度も見るものなので、そこに商品が映っていたらすごい効果ですよね」と売り込む。そんなに効果があるならということで、企業の方からは「うちのピカピカのVAIOを出してくれ」という注文が来る。

ただし、こうした広告手法では資本の問題によって物語に食い違いが出る場合があるので、脚本の段階から調整が必要になる。作品を作るためにはお金が必要だが、資本の入り方で興ざめさせるのではなく、作品のクオリティをあげつつ収入も得る。

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神山監督たちへの質疑応答

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