「魔界都市ハンター」は絵：細馬信一/原作：菊池秀行で少年チャンピオンで連載されたマンガ。

199X年、東京都新宿区のみを襲った直下型地震は、“新宿区だけを壊滅させ、区の境界に沿って深い亀裂を作ったにもかかわらず、境界線の外ではまったく揺れが無かった”という怪奇性から「魔震（デビルクエイク）」と呼ばれた。

その後、新宿は復興したものの、無法地帯と化した新宿には、凶悪な犯罪者や暴力団、違法改造のサイボーグ、各国の軍事関係者などが、拳銃からミサイルまで持ち込み、更に魔震で亡くなった多くの人の亡霊や怨霊、市ヶ谷の遺伝子研究所から逃げだした実験体やサンプルは奇怪な怪物して野生化、超1級危険地帯が点在する魔界都市となった。その一方、安全地帯と呼ばれる場所では、普通の人々が以前と変わらぬ生活を送っている。

この魔震を起こしたと思われる老人、「神」をめぐって、防衛庁の超戦士（スーパーソルジャー）とダーク教団の神父達がでぶつかり合う。

その戦いに巻き込まれる「念法」の使い手、十六夜京也とその恋人、片桐さやか。そして新宿で中立の立場をとり、死者をも蘇らせるという魔界医師メフィスト。

これらの登場人物が、それぞれ特殊能力で敵と戦うんだけど、更に魔界都市ならでは怪奇現象や魔獣、妖獣が絡んでくるのが面白いんだよね。

魔界都市・新宿は別作品として小説も展開中で、かなりの作品数があるよ。