紙からデジタルへの模索・裏サンデー
マンガの提供を雑誌からWEBへ模索するために、サンデー内の有志が立ち上げたサイトが「裏サンデー」
「eBook USER」の記事から裏サンデーの目指してることをまとめてみました。
元記事>漫画を「1人でも多くの人」に届けられるのは今――60万UU突破「裏サンデー」の挑戦
マンガ雑誌の実情
WEBは収益にならない、雑誌は単体では赤字、単行本でようやく収益。
雑誌で作品の認知を広げ、単行本で収益回収する。
これをWEBで認知を広げ単行本で回収できないかという試み
ヒットのきっかけは「口コミ」
・WEBの伝播力で口コミしやすい仕組みづくり
・雑誌でデビューしなくてもWEB上で人気の作家が存在する
雑誌のサイトのが1日1万PV届かないのに、作家個人で1日3万PVなど
・多くの人にマンガを見てもらうためには雑誌よりもWEB
裏サンデーのビジネスモデル
↓無料で制限なく作品を提供
↓多くのユーザーに見てもらう
↓面白い作品は拡散してもらう
人気作品で収益化(単行本販売)
※単行本を買ってもらえるかどうか
(読み切り作品、フィギュアなどおまけをつける、コレクションアイテムとしての本棚に並べる、表紙を飾るなどの付加価値を強調)
一人でも多く読んでもらうために、雑誌から脱却しWEBならではの表現
・漫画はJPEGで掲載
・専用ビューワは使われていない
・画像のコピーもできる
・コメント欄で読者の自由な感想が飛び交っている
・SNSへの投稿ボタンやリンク
昔のように、特殊なファイル形式で専用ビュアーを使いページをめくるような操作といった「雑誌をWebで再現」しても成功しない。
読者からの反応も雑誌ではアンケートはがきで作者届くまで1ヶ月近くかかったが、WEBならリアルタイムでダイレクトとに届く。読者同士のコミュニケーションも作品を盛り上げる。
今後はマンガの投稿機能も実装して、原作者を支援していく予定だそうです。その際、マンガのクオリティをどう維持するのか、この辺りの仕組みも考えて欲しいです。