日本のアニメや漫画はどのように再生するのか
スタジオジブリ制作秘話まとめ(8/8)
スタジオジブリプロデューサー鈴木敏夫のインタビューより
日本のアニメや漫画はどのように再生するのか
昨今の漫画を読むと、誇張表現がどんどん減ってきているうえ、漫画をみんな読まなくなった。
小学館や集英社、講談社などの漫画の売り上げは、全盛期の半分以下になってしまった。
また、アニメーションは日本ではなくて、中国で作られるようになっている。
日本のアニメーションの95%は中国で作っている。
建築の違いについても、日本と中国ではありえないくらい違う。
中国はシンメトリーで作っていて、上から見たらある形になっている。そうすると中国は実は西洋文化圏に入ってしまう。
全体を決めないで部分にこだわってやっていくというのは日本と韓国の特徴。
日本はアニメーションも漫画も今、風前の灯。
どういう形で新たに別の形で再生するのかに興味を持っている。
今、僕らはコンピュータで映像を作るとかいろんなことが起きている中、手作りでずっとやっている。
その後、誰がどういう形でやっていくかというのは見守りたい。